ヒバで建築される注文住宅
注文住宅で一戸建てを建築するときは、使用する木材の種類も重要です。注文住宅では天然無垢材が使用されますが、工務店によって得意とする木の種類が違うことがあります。複数の木を得意とする工務店もあります。複合的に何種類もの天然無垢材を使用して施工できる工務店もいます。
注文住宅で天然無垢材を使用して建築するのですから、ラワン材との混合だけは避けましょう。輸入材のラワン材は、木材の内部に虫が生息している可能性があるからです。虫が生息していないラワン材は、強力な殺虫剤を染み込ませている可能性が高いです。合板や集成材の場合も注意が必要です。
天然無垢材は、木の種類が異なる複合スタイルで建築する場合でも、必ずすべての木材が天然無垢材と呼べる木材で統一されることが重要ポイントです。ヒバは青森県産が有名です。東北地方で算出される割合も高く、秋田と岩手でも栽培されています。北欧風の木造建築の一戸建てにも最適な天然無垢材です。
ヒバの性質は柔らかく、水分の吸収性が良好です。湿度調整機能が働き、ヒバで建築された室内は適切な湿度環境に整えられます。肌触りが良いのもヒバの特性ですから、裸足で暮らしたい人にはフローリング床材に使用するのにも最適です。家具を設置する部屋は、ヒバでなく硬めの材質の天然無垢材を選んだほうが、家具を移動するときに傷がつきにくくなります。
ヒバには害虫忌避効果の高い香り成分が含まれています。ヒバで施工された一戸建ては、ゴキブリなどの衛生害虫が屋外から侵入しにくい環境になります。