注文住宅の柱と梁の木材の産地を把握する

注文住宅で一戸建てを建築するときは、柱と梁の材料となる木材の産地にも注目しましょう。産地が近ければ、輸送コストが低く抑えられます。輸送コストは注文住宅の販売価格にも反映されています。天然無垢材を使用して柱と梁を施工すると、日本では伝統的な在来工法を用いることができるので、自由に間取りを変更しやすくできます。

注文住宅では天然無垢材を使用することが基本にあるものの、実際に天然無垢材が産出されている場所を知るのが容易でないこともあります。理想的なのは、できるだけ距離が近い国産品を選ぶことです。距離は実際の地図上の距離だけでなく、輸送コストとしての距離も重要です。関東地方であれば、東北の天然ヒバを購入しやすいですし、九州からはフェリーで天然杉を購入しやすくなります。

距離的には近くに感じられても、木曽地方の天然ヒノキは輸送コストが大きくなることもあります。もちろん工務店が独自に持っているルートも重要です。林業の盛んな地域では、切り出した木材を建材にするときに、すでに提携している工務店が多く、輸送コストが掛かっても充分に納得できる良質な天然無垢材で一戸建てを建築できます。注文住宅は話し合いながらデザイン設計を行なってもらえるので、外観デザインだけでなく、柱と梁の木材と産地も質問しておきましょう。

注文住宅が長期的に寿命の長い住まいになるのは、天然無垢材は虫食いの被害が少ないことも影響しています。注文住宅のことならこちら