注文住宅の構想の練り始めから完成までの大まかな流れ
注文住宅を購入することを決めたら、まずすべきことは構想を固めることです。注文住宅は多くの人が人生で最も大きな買い物となるものであり、完成後は数年または数十年は生活することになります。自身が理想とする住まいをできる限り実現するためにも、じっくりと時間をかけて検討しましょう。構想がおおむね固まってきたら、必要と考えられる費用をおおまかに計算し、予算とそれに見合う資金の調達方法を決めます。
ここまで進んだら、注文住宅の土地探しに着手するとともに、建物の設計を手掛ける設計事務所や工事を依頼する建設会社、住宅ローンのに申し込む金融機関を決めていきます。良いと思う土地を見つけられない場合は、宅地建物取引士がいる不動産会社に取引の仲介を依頼するなどの工夫をする必要があるでしょう。ここでの流れは、土地の確保ができた段階で設計士に相談しながら間取り等をかためていき、完成したら見積もりをとって建設会社に工事を正式に依頼するといった形で進めていくが一般的です。ローンの手続きは土地の購入希望を出すときに開始し、土地や建物の手付金を支払うときまでには契約を結んでおきます。
正式に発注が行われた後は、建築確認申請を経て着工となります。この後は注文住宅の購入者がすべきことはあまりなく、施工会社が中心になって作業がすすめられていきます。竣工までにかかる期間は一般的に4ヶ月から6ヶ月ほどで、内覧会を経て完成となります。後日、金融機関の店内に当事者があつまり、住宅ローンの融資実行や残代金の支払い、登記申請書類の提出などを済ませ、引き渡しを行えば家財の搬入が可能な状態になります。