輸入建材で建築する注文住宅
注文住宅といえば国産の天然無垢材を使用して建築される高価な一戸建ての印象が強いかもしれませんが、輸入材で建築される一戸建てもあります。輸入材と言ってもラワン材やラワン合板は使用せずに、国産の天然無垢材と同じような品質の良い木材を使用するのがポイントです。輸入住宅と呼ばれることもあります。イギリスでは木造建築の一戸建てが百年住宅と呼ばれることがあるように、百年以上の歳月に耐えられる木材を使用して建築されます。
日本の木造建築住宅が資産価値が三十年で失われるのとは対照的です。日本の木造建築住宅も、もともとは長持ちする一戸建ても多かったのですが、安価なラワン材などの建材で建売分譲住宅を大量生産したことが影響して、百年の歳月に耐えるのが困難な一戸建てが多いのも現実です。注文住宅の木造建築は、基本的にイギリスの百年住宅と呼ばれる木造建築と同じようなクオリティです。輸入建材だからといって、建売分譲住宅で使用されてきたラワン材ではありません。
注文住宅のメリットは、単純に長持ちする建材を使用するだけでなく、長持ちしている間のメンテナンスも欠かさずに行うメンテナンス性です。メンテナンスを行えば行なうだけ、木造住宅は長持ちします。品質の良い輸入材で建築される注文住宅は、国産の天然無垢材による建築と同じようにメンテナンスをしてもらえるので安心です。輸入材で注文住宅を建築するときは、輸入材である理由を質問しておきましょう。
原産国の木造住宅デザインのまま輸入されることが多く、デザインから設備まで統一感のある住まいに仕上がるのが特徴だからです。